基礎知識

【知らないと損】ファスティングを成功させるために知っておきたいこと

ファスティングは、健康を増進し、体重を減らすための方法としてますます人気が高まっています。

もしあなたがファスティングを試してみようと思っているなら、まず知っておくべきことがいくつかあります。

ファスティングとは何か、どのような効果があるのか、そしてファスティングを成功させるためのヒントについて説明します。

ファスティングとは?

ファスティングとは、一定期間食事をとらない健康法です。

昨今最も人気のあるファスティングは、毎日16時間ファスティングし、8時間の間だけ食事をする「16時間ファスティング」です。

その他、毎週5日間は普通に食事をし、2日間断食をする「5:2ダファスティング」や、連続した3日間でファスティングを行う3日間

ファスティングなどがあります。

ファスティングの効果

ファスティングには多くの健康効果を期待することが出来ます。

多くの人が行う理由の大半はデトックスとダイエットですが、それ以外にも様々な効果を期待することが出来ます。

ダイエット効果

ファスティングをする最も人気のある理由の1つは、体重を減らすためです。

固形物を食べるのをやめると、新たに入ってくるエネルギー源がなくなるため、体は蓄積されたものからエネルギーを生成し始めるため、体重を減らすことができます。

この時消費されるのは主に脂肪と筋肉であるため、筋肉を落としたくない人は注意が必要です。

ファスティングは減量に役立ち、特にお腹の脂肪を減らすのに役立つことが、いくつかの研究で示されています。

しかし、すべての種類の断食が減量につながるわけではないことにも注意が必要です。

減量目的でファスティングをする場合は、必ず事前にどの種類のファスティングをどのくらい行うべきかを確認しておきましょう。

免疫力の向上と病気の予防

慢性的な細胞の炎症は、心臓病、がん、アルツハイマー病など、さまざまな慢性疾患に関係していると言われています。

ファスティングが体内の炎症を抑制することを示唆する研究があります。

ある研究では、ファスティングをした人は、わずか24時間後に炎症のマーカーのレベルが低下したことが示されました。

しかし医療分野におけるファスティングの効果は更なる研究が必要なため、過度な期待をしないことが大切です。

アンチエイジング

多くの研究により、断続的にファスティングを行う動物は、全くファスティングを行わない動物よりも長生きすることが分かっています。

ある研究では、断続的にファスティングをしたマウスは、断食をしなかったマウスよりも13%長生きし、別の研究では、ファスティングをしたラットは、しなかったラットよりも83%長生きすることが分かりました。

この分野ではさらに多くの研究が必要ですが、この研究結果は、ファスティングがアンチエイジングに役立つ可能性を示唆しています。

断食を成功させるためのヒント

ファスティングに挑戦しようと考えている人は、成功させるためにいくつか注意すべき点があります。

最初は短時間のものから挑戦する

最初は12時間のファスティングから始めて、体が慣れてきたら徐々に時間を長くしていきましょう。

16時間ファスティングを行う場合は始めは12時間から始めていき、慣れてきたら14時間、16時間とファスティングを行う時間を伸ばしていきましょう。

3日ファスティングなどの一定日数のファスティングを行う場合も同様に、まずは1日だけ、次に期間を空けてから2日、3日と伸ばしていくと無理なくファスティングを成功させることができるはずです。

お水をしっかり飲む

脱水症状を防ぐために、水かお茶で十分な水分を摂ることです。

お茶を飲む際はできるだけカフェインレスのものを飲むようにしましょう。

ファスティング中は体内のエネルギーが減少している状態であり、更に水分不足となると代謝の低下を招いてしまいます。

代謝の低下は痩せづらい体質に繋がってしまう恐れがあるため、注意が必要です。

人は1日に体の水分の10%を失うと言われています。

人間の体は70%が水分で出来ているので、自分の体重に70%をかけ、更に10%をかけた水分が抜けていっていることになります。

目安としては1日2L以上は最低限飲むようにし、喉の渇きなどを感じる前に小まめに摂取していくといいでしょう。

食べすぎない

ファスティングの目的は摂取カロリーを減らすことですから、ファスティング以外の時間に食べ過ぎると、せっかくの効果が半減してしまいます。

16時間ファスティングは食事をする時間が8時間ありますが、この間に過食をしてしまえば16時間のファスティングは効果を失ってしまうでしょう。

食べてもいいですが、節度を持った量と内容で食べるように心がけましょう。

体調が悪くなったら一度やめる

もしファスティング中に気が遠くなったり、めまいがしたり、気分が悪くなったら、中断して何か食べるようにしましょう。

それでも回復しない場合は医師や専門家に診てもらうようにしましょう。

まとめ

ファスティングは健康増進と減量に効果を期待できる方法ですが、誰にでも適しているわけではありません。

ファスティングを試してみようと思っている人は、まずよく調べて、ゆっくりと始めるようにしましょう。

そして最も重要なことは、自分の体の声に耳を傾けることです。断食中に何か違和感を感じたら、中断して何か食べることです。

ファスティングを成功させるためには途中でやめる勇気も必要です。

必ず正しい方法でかつ無理のない範囲で行うようにしましょう。

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