ファスティングをやってみたいけど、何から始めたらいいかわからないと思ったことはありませんか?
1日ファスティングは、健康状態をリセットしたい、体重を減らしたい、もっとエネルギーを得たいと考えている人にとって、非常にいい解決策になるかもしれません。
1日ファスティングとは何か、そしてそれが我々の健康にどのようなメリットをもたらすのか、詳しく見ていきましょう。
目次
1日ファスティングとは?
1日ファスティングとは、1週間に1日、24時間固形物を断つ間欠的なファスティング方法です。
ファスティングを行う間、カロリーは一切摂取せず、水などのカロリーを含まない飲み物のみを摂取して過ごします。
1日ファスティングは週に1回程度行うことが望ましく、自分の都合の良い日に行うようにしましょう。
1日ファスティングの利点
1日ファスティングには、デトックス、代謝の改善、体重減少、エネルギーレベルの上昇など、数多くの効果があります。
デトックス効果
ファスティングは、消化器官を休ませることで体内の毒素を洗い流し、蓄積された毒素を排出するために体内のエネルギーを使う時間を作るのに役立ちます。
この時に発動されるのがオートファジー効果と呼ばれるものであり、細胞が不要になったり損傷したりした場合に、その構成要素を分解して再利用するプロセスを行います。
オートファジーは細胞に蓄積された老廃物を取り除き、細胞の機能を最適に保つため、老化を遅らせる働きもあります
代謝の改善
オートファジー効果により老廃物が体外に排出されることで、体全体の代謝が活性されます。
これは老廃物や不要になった水分が抜け、血流がよくなるからであり、代謝が改善されることで栄養の消化吸収がスムーズになっていきます。
体重減少
代謝が改善され、むくみなどが解消されることで体重減少の効果も期待できます。
ただし、注意したいのは1日で起きる体重減少は脂肪がなくなった訳ではなく、あくまでも老廃物や水分が抜けただけであることを理解しましょう。
1日ファスティングよりも長い日数で行うファスティングの場合、4〜5kg体重が落ちることもありますが、これも主な理由は水分が抜けることにあります。
また、長期的な飢餓状態は脂肪を減らすこともありますが、同時に筋肉も落ちてしまい、結果的に代謝の低下を招いてしまうことに繋がります。
ファスティングでの体重減少はあくまでも一時的なものである、目的はデトックスや体内機能のリセットである点を理解しておきましょう。
それ以外の効果
定期的な1日ファスティングは、インスリン抵抗性の低減、コレステロール値の改善、体内の炎症の抑制、集中力UP、認知機能と気分を向上させることにも役立つことが研究で明らかにされています。
1日ファスティングをきっかけにダイエットも可能
上記した通り、ファスティングを行うことによって体重減少効果はあるものの、あくまでもその効果は一時的なものです。
しかし、1日ファスティングを行うことで体内のデトックスや消化器官の改善などをすることにより、自分の食生活の見直しをすることができます。
食生活を見直すこと自体がダイエットの始まりでもあるため、1日ファスティングを行い、そこを出発点としてダイエットを行っていくことは可能になります。
ダイエットを始める際には効率的に栄養を補給できる体内環境にしておくべきであり、ファスティングを通じていい状態を作っておけば自然といいダイエットのスタートが切れるはずです。
まとめ
1日ファスティングは、健康全般を改善する手段としてますます人気が高まっています。
1日ファスティングは個人の準備や計画を最小限に抑えられるだけでなく、代謝機能の改善や体内の炎症の抑制など、数多くの健康上のプラスの効果が期待できます。 ぜひ、試してみてはいかがでしょうか。1週間のうち、1日だけ何も食べないだけで、大きな収穫が得られるかもしれません。