健康的に体重を維持することは、多くの人が目指すところですが、どの運動が一番効果的なのかは意外と知らないのではないでしょうか。
しかし、体重を減らし、それを維持するのに役立つことが証明されている運動はいくつかあります。
それでは、ダイエットの目標達成に役立つ様々なエクササイズをご紹介しましょう。
目次
ダイエットに本当に効果のある運動
有酸素運動
有酸素運動は心拍数を上げ、カロリーをより効率的に燃焼させることができます。
ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリング、エアロビクスなどの運動が挙げられます。
有酸素運動でカロリーを最大限に消費するには、高強度インターバルトレーニング(HIIT)を行うことも効果的です。
HIITでは、短時間の激しい運動と低強度の回復期を交互に繰り返します。
このタイプのトレーニングは、一気に体を追い込むことで短時間で効率的にカロリーを消費することができます。
筋力トレーニング
筋力トレーニングは、筋肉を増やし、代謝を向上させるので、ダイエットには欠かせません。
筋肉量を増やすことで、安静にしていてもカロリーを消費できるようになります。
また、筋力トレーニングは姿勢を良くし、階段の昇降や買い物から家に食料品を運ぶなどの日常的な動作での疲労を軽減する効果もあります。
筋力トレーニングの効果を最大限に引き出すには、重い重量と低い重量の両方を、より多いレップ数で日課として取り入れましょう。
こうすることで、全身の主要な筋肉群を同時に鍛えることができます。
毎回のトレーニング毎に重量や回数を変更していくのもトレーニングの質を向上させるのに効果的です。
毎回同じ重量と回数で行ってしまうとマンネリ化してしまい、筋肉への刺激が少なくなってしまいます。
変化を加えていくことで筋肉に新鮮な刺激を加えることができ、よりスムーズに筋肉を育てることができます。
ヨガ
ヨガはダイエットには向かないように思われがちですが、実は体重を落とすのに多くのメリットがあります。
柔軟性を高めながら筋力をつけることができるので、1日中楽に動けるようになります(運動がしやすくなります)。
また、ヨガはリラクゼーションを促し、ストレスレベルを下げ、睡眠の質を向上させることができるため、ダイエットやエクササイズの計画を長期にわたって継続することができます。
ストレッチ
ストレッチ自体にダイエット効果があるわけではありませんが、ストレッチをし、血流をよくしておく事で痩せやすい体質に変えていくことができます。
血流が悪くなると体内に老廃物が溜まりやすくなってしまい、老廃物は脂肪に変わってしまう可能性もあるため、極力体外にスムーズに排出できるようにしておくべきです。
ストレッチをし血流をよくすることで老廃物が溜まりづらくなり、ダイエットをサポートしてくれるようになります。
おすすめの運動の頻度は?
米国疾病対策予防センター(CDC)は、18歳から64歳までの成人は毎週少なくとも150分、ウォーキングやジョギングなどの中強度の有酸素運動をすることを推奨しています。
つまり、このガイドラインを満たすには、週に5日、少なくとも30分の運動が必要ということです。
より意欲的に、より早く体重を減らしたいという人には、毎週75分、または週5日15分の強度の高い有酸素運動を推奨しています。
少しずつ負荷を上げていけばOK
しかし、運動を始めたばかり、または運動経験があまりない人は、最初から無理をしないことが大切です。
まずは短い時間から始め、体力が向上するにつれて徐々に強度と時間を上げていくようにしましょう。
そうすることで怪我をしたりするのを防ぎつつ、運動の効果を最大限に引き出すことができます。
ダイエットにおいて運動は必要ではありますが、継続できてこそ効果を発揮します。
最初から飛ばしすぎると続けることが難しくなってしまうため、このくらいでやめておこう、と少し余裕を持てるくらいのトレーニング負荷で行っていきましょう。
有酸素運動と筋トレを組み合わせる
ランニングやサイクリングなどの有酸素運動に加えて、筋力トレーニングを組み合わせることで効果的なダイエットが可能になります。
筋肉があれば運動していないときでもカロリーを多く消費するようになるため、毎週2回、全身の筋力トレーニングを行うことがおすすめです。
腕立て伏せやスクワットなどの自重エクササイズから、ジムでのウェイトリフティング、自宅でのダンベルを使用したトレーニングなど、あらゆる方法があるため、まずは自分ができる範囲から行っていくようにしましょう。
まとめ
ダイエットが目的であれ、健康全般の改善が目的であれ、効果を最大限に高めるには、ダイエット中に十分な運動をすることが重要です。
中程度の強度の有酸素運動を週に150分、全身を使った筋力トレーニングを週に2回行うと、最大限の効果が得られます。
トレーニングを始めたばかりなら、ゆっくり始めることを忘れないでください。
ダイエットを成功させるために効果的な運動方法はいろいろありますが、結局継続させることが一番の近道になります。
短期的な結果を追うのではなく、中長期で捉え、6ヶ月後に目標達成できてればOK!くらいの気持ちで行っていくようにしましょう。